1997年

 盆を過ぎてからの過酷なまでの残暑も、やっと終わりを告げて秋の様相がみるみるうちに深まってきました。
この辺りでも稲刈りが始まりました。わが家も梨の収穫に入り、また皆様のもとへお届けさせていただきます。
今年は早くから台風が来て、小さな梨の実を落として行きました。雨もたくさん降りましたが、このごろは雨の降り始めとともに谷川の水かさが増し、止むとすぐに減るように思えます。一日、山でたきぎを取るより一日分の賃金で購入できる灯油やガスの熱量のほうが何倍も多いのですから、山が荒れてしまい保水能力が衰えてきているのでしょう。
自然がだんだんと「不自然」になって来ているような気がしてなりません。
気になっていることを書いてみました。
医療費も上がってきました。お体に気をつけてお過ごしください。

園主:吉井誠一