2016年

 今年も梨の季節がやって来ました。皆様お元気にお過ごしのことと思います。お盆が過ぎ、梨畑の下の谷川を、クズの花が落ちて桃色に染めています。庭の皇帝ダリアも高くなりました。
 水がめにザリガニを入れた子がおり、絶滅するかと思っていたメダカも、残っていた四匹から増え、にぎやかになっています。
 二人の孫たちは父親に連れられ、梨畑の近くの雑木林でクワガタやカブトムシを捕まえて来ました。それをむりやり戦わせて喜んでいます。が、私には虫たちが憲法九条を守れと言っているような気がします。
 話は変わりますが、今年はヘチマを作ってみました。再生可能なタワシはすぐ乾くし、意外と便利です。魚を焼く金ぐしを洗ったり(我が家の魚は梨を剪定した枝で作った炭を使い、七輪で焼きます)、お盆の墓石磨きにもなかなかのものです。
 また、休耕田に山ブキを植えました。春のフキノトウが楽しみです。

 今年の俳句
       夏休みまだ終わらぬかとクワガタが

園主:吉井誠一
誠志