2015年

 今年も梨をお届けする季節になりましたが、皆様お元気にお過ごしのことと思います。
 8月16日になったとたんに、セミの声からコオロギやマツムシ、スズムシ等、秋の虫の声に変わりました。8月30日はアキアカネが降りてきました。
 季節の変化にメリハリがあります。当地はそれほどではありませんが、雨の降り方にも表れていて、地球温暖化の影響で しょうか。
 6月には梨畑の下の谷川に、オオサンショウウオが見られました。そのうちの1匹は負けず嫌いの身長(105cm)の孫が自分より大きいと認める程の大物でした。
 カラスを追い払う役を次の世代に譲り渡したところ、野山にいる色々な鳥の声が耳に入るようになりました。ホトトギス、山バト、フクロウ、ヨシキリ等、耳の神経の緊張がとけたのでしょう。
 こんなことをしていられるのも70年にも渡る平和の中での生活であるからでしょう。

 今年の俳句を一句
       河鹿(かじか)鳴きオオサンショウウオの潜む川

園主:吉井誠一
誠志