2012年

今年も皆様の元に梨をお届けする季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年の梨も春に開花が一週間遅れ、秋に涼しくなるのも遅くなったため、成熟も若干遅くなりました。味の方は十分しあがっていると思います。

今当地では、山すそにはタラの木がうす緑の花を、葛が赤紫の花を咲かせています。刈り取られた稲田では、白いサギと黒いカラスが、おそらくタニシを一緒に食べています。
今年我が稲田にはカメムシの発生が見られなかったので、殺虫剤を散布しませんでした。そのせいかイナゴが大量に飛び交い、羽音を響かせています。
そんな田んぼで取れた米を焼き魚とご飯の好きな孫たちに食べさせられる事に満足しています。

ちまたでは冲方丁作「天地明察」が売れているようですが、私は帚木蓬生作「水神」の方が面白かったです。

園主:吉井誠一
誠志