2006年

 暑い夏でしたが、皆様お元気にお暮らしの事と思います。
九月になって、夜は涼しくなりました。空気が澄んで北斗七星やカシオペアが綺麗に見えるようになりました。

 一昨年の台風の後、見られなくなっていたカワセミは、300m程下流にいるようです。(但し、同じ個体かは分かりませんが)又、ホタルの見事な乱舞も見られ安心しました。

 今年十月、兵庫県で国体があり、当地では、転作のレンゲ畑の後にヒマワリを作り、来られる皆様を歓迎する事になりました。ヒマワリの花が太陽の方を向くことは知っていましたが、葉っぱも太陽の光を受けるように、朝・昼・夕と向きを変えます。初めて知りました。映画評論家の水野春郎さんの口ぐせではないですが、「植物とは本当におもしろいです。」

 さて、当農園では経営を次代に渡すことにしました。団塊の世代の退職に伴い、技術の伝承が日本経済の問題になっていますが、団塊の世代の園主としても、これから数年かかって、梨の状態の見極め方とそれに対する手段など、数値で表せない植物のおもしろさ、栽培の難しさなどを伝えていこうと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。

<追伸> 吉井農園ではホームページを始めました。当農園の梨が、お客様の口に入るまでの出来事や、二十世紀梨に対する思いなど、色々と書かせて頂いております。このホームページを見て頂ければ、梨の味も少し違って感じて頂けるのではないでしょうか。こちらも末永く楽しんで頂けたらと思います。
『HPアドレス: http://nashi.main.jp』

園主:吉井誠一
誠志