2005年

 暑かった夏も終わり、今年も皆様のお手元に我が家の二十世紀梨をお届けする季節になりました。過日、知人と話をしていて「今年の夏は暑いな」と言うと、「去年も暑かったで」と返されました。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
暑さと熱さで漢字は違いますが、まさにその通りのことわざのようです。

 今年の「農園便り」を書きながら、過去の「農園便り」を読み返してみても、毎年夏は暑いと書いています。過去の年と異なっているのは、四月から夏が来たように暑く、雨が少なかった事です。四月・五月に、梨に水遣りをしたのは初めてでした。昨年、麦わらを大量に頂き、十分過ぎるほど有機質を畑に入れたおかげか、水遣りのおかげか、梨は十分満足のいくものが採れました。毎年、自然の変化が激しいのに「変わらないのは我が農園の梨の味」というのは、思い上がりでしょうか。

 昨年末、長男が東京からUターンし、梨作りの練習を始めました。梨の味が変わった、悪くなったと言われないように、団塊の世代の技術を若者に伝えなければと、又別の意味で頑張らなければと思っています。

 長い間、谷川に住み着いていた“カワセミ”が昨年の台風のせいか見えません。心配です。

 今年からFAXが入りました。注文を受け付けておりますので、機会があればよろしくお願い致します。また、来年には吉井農園のホームページが出来る予定です。ぜひ覗いてみて下さい。

園主:吉井誠一