2004年

 椎名誠風に言うなら「暑ジジ、暑ジジ。」の夏でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
 早一年が過ぎ、今年も、二十世紀梨をお届けする季節がやってまいりました。

 当地は、梅雨の頃から盆頃まで雨がほとんど降らず、水足でした。
 一方、他地方では豪雨であったり、極端に天候に隔たりがありました。
 平年並みというのは、いつあるのだろうと考えてみますと、人間も「十人十色」というように、所謂普通の人・平均的な人は案外少なく、どこか変わったところがあるのが当たり前なのではと思えます。
 実は繋がっているのに、違うように見えるメビウスの輪のように。

 話は変わりますが、今年はホタルとセミが異常に少なくて、村の人達と何故かなと不思議がっております。
 梨畑の道に、アケビがぶらさがっています。その下の谷川を見て一句
         「かわせみの 150キロと あきあかね」

 最後になりましたが、皆様お体に気をつけてお過ごしください。

園主:吉井誠一