2002年

 今年もまた皆様のもとへ、我が家の二十世紀梨をお届けする季節になってまいりました。
 お元気でお過ごしでしょうか。

 「星は昴」と、夜の星を楽しんだ日本人は昔の話で、最近は地球温暖化を押し進めるかのようにエネルギーを遣い、ライトアップ・イルミネーションなど、電気の灯を楽しむ人びとが多くなり、光害で星が見えにくくなっているようですが、まだ当地方では外灯などの光で、私の子どもの頃には及ばずとも秋の星が輝いています。

 今年は春から腹のたつことばかり。スズキムネオ・雪印・日本ハム・東京電力の原発事故隠し…きわめつけは無登録農薬使用、いったい何を考えているのやら。
 当園では、使用しても良い農薬でさえいかに減らすか努力しているというのに…。

 さて今年より、15k箱は完全に廃止しております。
 我が農園は、皆様に支えられ、世の風潮に反して愚直に存続していくつもりです。
 最後になりましたが、皆様のご健康をお祈りいたします。

園主:吉井誠一